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2024年から今までのNISA制度に改正点が加えられます。

NISA(少額投資非課税制度)は、イギリスのISAをモデルにして2014年にスタートしました。購入した株や投資信託などが値上がりした後に売却したときの利益や、保有している間に受け取った配当金などには、通常は約20%の税金が課せられますが、この制度を活用するとかからなくなります。

 

現在は、

 

☆一般NISA

☆ジュニアNISA

☆つみたてNISA

 

こちらの3種類があります。1人1口座となっていて、一般NISAとつみたてNISAはどちらか1方を選んで利用します。一般NISAの口座開設期間は2014年から2023年まで、ジュニアNISAは2016年から2023年、つみたてNISAは2018年から2037年です。

 

2020年度の税制改正によって、2024年から一般NISAは2階建ての制度になり、口座開設期間は5年延長されることになりました。つみたてNISAも5年延長になり、ジュニアNISAについては期間の変更はなく2023年までとなるようです。

 

 

新制度NISAの1階部分は、つみたてNISAと同様の金融商品が対象となり、年間の投資上限額は20万円までです。2階部分は、現在のNISAで購入できる金融商品のうち安定した資産形成に向いているものとなり、年間の投資上限額は102万までとなっています。

 

原則として2階部分を利用するためには、1階を利用する必要がありますが、例外として2階部分のみの利用も可能です。

 

NISAを活用することで、世界中の国や企業は、事業の成長に必要な資金を集めることができて、投資家の皆さんの資産も増えるということですね。

 

現行のNISAの非課税期間終了後、新制度のNISAへ、新制度のNISAの非課税期間終了後、つみたてNISAへ移行することは可能です。

 

制度の特徴を理解したうえで、上手に資産形成に役立てましょう。